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調査官も人間ですから様々なタイプがいます。

しかし、調査官も公務員である以上、納税者に対しては親切に対応しなければならないという前提があり、最近では物腰のやさしい調査官が多いのは事実です。

ただ、まれに高圧的な態度で対応してくる調査官もいますが、委縮する必要はありません。態度が悪い調査官には、「そのような態度で納税者に接するのは、公務員として好ましくないのでは？」という感じで主張しましょう。

それでも、態度が悪い場合は、税務署にその旨を伝え、即刻調査を中断してもらってください。

優秀な調査官は、人間性にも優れ、納税者や顧問税理士の立場も考え、丁寧な言葉使いで、世間話も交えながら話しやすい雰囲気を作り、円滑に調査を進めていきますので社長や、経理担当者もリラックスした状態で対応できます。

しかし、このような調査官の場合こそ、慎重に対応しなければいけません。

つい余計なことまで喋ってしまい、するどい突っ込みをしてくる場合もありますので、顧問税理士にコントロールしてもらうのがベストかと思います。

また、調査において、するどい突っ込みをされても焦らずに、後で調べますなど、その場では嘘やあいまいな返答はせずに、後日回答する形で対応すれば問題ありません。

参考までに平成21年度の東京税理士会のアンケート結果によりますと、調査官の態度について悪いと回答した税理士は約6％（5.9％）で理由としては、法令解釈に無理がある、知識不足、納税者や税理士の話を聞かない、効率が悪く長時間の調査になった、ビジネスマナー（高圧的態度・言葉づかい・挨拶など）に欠けるという回答でした。

逆に調査官の態度が良かったと回答したのは41.4％で理由としては、調査の効率が良かった、法令に則した指摘で納得できたなどです。

上記の結果からも最近では、態度が悪い調査官はごく少人数ですので、安心して税務調査に臨んでください。

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