ビルメンテナンス業(清掃業)で個人事業主で白色申告をされていましたが、売上は入金で申告、経費は集計などせずに、だいたいこんなもんだろう といった感じでどんぶり勘定で、いい加減な申告をされてました。
　税務署から税務調査の連絡があり、あわてて当事務所に御相談にこられました。
　初めて相談に来られたときは、非常に不安な表情をされてましたが、いい加減な申告をしてしまったことを反省しておりましたので、お引き受けさせて頂きました。
　当事務所で行ったのは、税務調査が行われる日までに修正申告する必要はない案件と判断しましたが、帳簿も全くない状態でしたので、３年分の売上の請求書の控え、経費の領収書やカードの支払明細を頂き、帳簿の作成に取りかかると同時に、外注費の支払いを現金で支払っていたのですが、その支払いを証明できる領収書を一切もらっていなかったので調査当日までに過去３年分の外注費の支払いの領収書を、外注先に依頼して、取得しておいてもらうことにしました。
　調査当日には帳簿も、外注先の領収書も完ぺきに揃え挑み、順調に進み、税務調査事態も、その後1週間で完了しました。
若干の修正が必要で追徴税額も納税しましたが、傷を最小限に抑えられた案件でした。依頼者に、税務調査の終了を伝えると、「涙がでそうなぐらい嬉しいです」というお言葉を頂けたのは税理士冥利に尽きます。

税務調査でお土産は必要

個人事業主の税務調査

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