税務調査が拒否できるかどうかについては、こちら「税務調査は拒否できるか、逃げることができるか？」で説明しました。

　では税務調査は延期することは、できるのでしょう？

　結論から申し上げると延期はできます

　税務調査は税務署が行うことですが、納税者と税理士の協力があって、成り立つものです。　

　たとえば納税者が繁忙期で、税務調査のために空ける時間がない場合もあるでしょう、納税者が時間があっても立ち会う税理士が忙しく時間がとれない場合もあると思いますので、来週伺いたいと突然税務署から電話がかかってきてもすぐに対応できない場合は多々あると思います。場合によっては納税者本人が入院中やご家族に御不幸がある場合も、延期は可能だと思います。

　もちろん延期が可能だと言っても、「では半年後にお願いします」というのは、難しいと思いますが、2週間程度、税務調査を延期してもらうのは、問題ないと思います。

　私(川代)も、税務調査の対応を数多くしてますが、むしろ当初、税務署の税務調査官に電話でご連絡頂いた日程に対し、納税者と税理士がその日程が空いていることは、ほとんどありません。

むしろ延期する方が通常だと思いますので、お仕事に悪影響を与える場合は、遠慮なく日程の変更(延期)を申し出てください。

ただし、税務調査はというのは納税者にとって物理的に時間をとられるということでなく精神的な負担や苦痛もともなうものです。税務署から税務調査の連絡がきて夜も眠れない方や食事がのどを通らない方、もしくは家族が心配して精神的苦痛が家族にもおよぶものなので、延期できるとはいっても、なるべく早く税務調査を終わらせて1日も、一刻も早くスッキリし、仕事に集中し家族も自分も安心する日々に戻った方がいいと思います。

　当事務所も税務調査対応の税理士として一刻も早く税務調査が終わるようにサポートさせて頂いておりますので税務調査でお困りでしたら遠慮なくお電話でご相談ください。

税務調査の質問検査権

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